復活節第2主日 (4月7日)聖書の朗読 |
集会祈願 |
あわれみ深い父よ、あなたは、キリストのとうとい血によってわたしたちをあがない、 水と聖霊によって新しいいのちを与えてくださいます。 年ごとに主の復活を祝うわたしたちが洗礼の恵みを深く悟り、 信仰に生きることができますように。 聖霊による一致のうちに、あなたとともに神であり、世々とこしえに生き、 治められる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。 アーメン |
使徒言行録 2章32~35節 |
32 | 信じた人々の群れは心も思いも一つにし、 一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。 |
33 | 使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、 人々から非常に好意を持たれていた。 |
34 | 信者の中には、一人も貧しい人がいなかった。 土地や家を持っている人が皆、それを売っては代金を持ち寄り、 |
35 | 使徒たちの足もとに置き、その金は必要に応じて、おのおのに分配されたからである。 |
答唱詩編 87 ①②③ |
答 | 今日こそ神が造られた日、 喜び歌え、この日をともに。 |
① | 恵み深い神に感謝せよ。 そのあわれみは永遠。 イスラエルよ、叫べ。 「神のいつくしみは絶えることがない。」〔答唱〕 |
② | 「神の右の手は高く上がり、 その右の手は力をしめす。」 わたしは死なず、わたしは生きる。 神のわざを告げるために。〔答唱〕 |
③ | 家造りの捨てた石が、 隅の親石となった。 これは神のわざ、 人の目には不思議なこと。〔答唱〕 |
使途ヨハネの手紙【一】 5章1~6、節 |
1 | 〔愛する皆さん、〕イエスがメシアであると信じる人は皆、神から生まれた者です。 そして、生んでくださった方を愛する人は皆、その方から生まれた者をも愛します。 |
2 | このことから明らかなように、わたしたちが神を愛し、その掟を守るときはいつも、 神の子供たちを愛します。 |
3 | 神を愛するとは、神の掟を守ることです。神の掟は難しいものではありません。 |
4 | 神から生まれた人は皆、世に打ち勝つからです。世に打ち勝つ勝利、 それはわたしたちの信仰です。 |
5 | だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか。 |
6 | この方は、水と血を通って来られた方、イエス・キリストです。 水だけではなく、水と血とによって来られたのです。 そして、“霊”はこのことを証しする方です。“霊”は真理だからです。 |
ヨハネによる福音 20章19~31節 |
19 | その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、 自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。 そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。 |
20 | そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。 |
21 | イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。 父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」 |
22 | そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。 |
23 | だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。 だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」 |
24 | 十二人の一人でディディモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、 彼らと一緒にいなかった。 |
25 | こで、ほかの弟子たちが、「わたしたちは主を見た」と言うと、トマスは言った。 「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、 また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」 |
26 | さて八日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。 戸にはみな鍵がかけてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち、 「あなたがたに平和があるように」と言われた。 |
27 | それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。 また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。 信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」 |
28 | トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。 |
29 | イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。 見ないのに信じる人は、幸いである。」 |
30 | このほかにも、イエスは弟子たちの前で、多くのしるしをなさったが、 それはこの書物に書かれていない。 |
31 | これらのことが書かれたのは、あなたがたが、 イエスは神の子メシアであると信じるためであり、 また、信じてイエスの名により命を受けるためである。 |