復活節第5主日 (4月28日)聖書の朗読 

 集会祈願 

聖なる父よ、あなたは、きりすとによってわたしたちをあがない、
神の子どもととしてくださいます。あなたの愛を受けた民を顧み、御子を信じる人々に、
まことの自由と永遠の喜びをお与えください。
聖霊による一致のうちに、あなたとともに神であり、世々とこしえに生き、
治められる御子、わたしたちのイエス・キリストによって。   アーメン

 使徒たちの宣教 9章26~31節 

26 〔その日、〕サウロはエルサレムに着き、弟子の仲間に加わろうとしたが、
皆は彼を弟子だとは信じないで恐れた。
27 しかしバルナバは、サウロを連れて使徒たちのところへ案内し、
サウロが旅の途中で主に出会い、主に語りかけられ、
ダマスコでイエスの名によって大胆に宣教した次第を説明した。
28 それで、サウロはエルサレムで使徒たちと自由に行き来し、
主の名によって恐れずに教えるようになった。
29 また、ギリシア語を話すユダヤ人と語り、議論もしたが、
彼らはサウロを殺そうとねらっていた。
30 それを知った兄弟たちは、サウロを連れてカイサリアに下り、
そこからタルソスへ出発させた。
31 こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地方で平和を保ち、主を畏れ、
聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。

 答唱詩編 典礼聖歌 32 ①②④ 

神に向かって喜び歌い、
 感謝の歌をささげよう。
神の恵みによって、民のつどいで賛美をささげ、
 神をおそれる人々の前で、わたしは誓いを果たす。
貧しい人はかてに恵まれ、
 神を求める人は賛美をささげる。〔答唱〕
遠く地の果てまで、すべての者が神にたち帰り、
 生きる喜びで彼らの心はいつも満たされる。
諸国の民は神の前にひざをかがめる。
 わたしたちの国は神のもの、神は諸国を治められる。〔答唱〕
彼らは主のわざを次の世代にかたり継ぎ、
 あとから生まれてくる民に、
神のわざ、
 その救いを告げ知らせる。〔答唱〕

 使徒ヨハネの手紙【一】  3章18~24節 

18子たちよ、言葉や口先だけではなく、行いをもって誠実に愛し合おう。
19 これによって、わたしたちは自分が真理に属していることを知り、
神の御前で安心できます、
20 心に責められることがあろうとも。神は、わたしたちの心よりも大きく、
すべてをご存じだからです。
21 愛する者たち、わたしたちは心に責められることがなければ、
神の御前で確信を持つことができ、
22 神に願うことは何でもかなえられます。わたしたちが神の掟を守り、
御心に適うことを行っているからです。
23 その掟とは、神の子イエス・キリストの名を信じ、
この方がわたしたちに命じられたように、互いに愛し合うことです。
24 神の掟を守る人は、神の内にいつもとどまり、
神もその人の内にとどまってくださいます。
神がわたしたちの内にとどまってくださることは、
神が与えてくださった“霊”によって分かります。

 ヨハネによる福音 15章1~8節 

〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「わたしはまことのぶどうの木、
わたしの父は農夫である。
わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。
しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。
わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている。
わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。
ぶどうの枝が、木につながっていなければ、
自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、
わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、
わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。
わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。
わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる。
そして、集められ、火に投げ入れられて焼かれてしまう。
あなたがたがわたしにつながっており、
わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。
あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら、
それによって、わたしの父は栄光をお受けになる。」